写真・図版
新駅「夢洲駅」を見学する試乗会の参加者ら=2025年1月15日、大阪市此花区、瀬戸口和秀撮影

 大阪・関西万博の会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)(此花区)に開業する大阪メトロ中央線の新駅「夢洲駅」までの延伸区間の試乗会が15日、開かれた。大阪メトロのアプリ「eMETRO」の会員から抽選で選ばれた人たちが、専用列車で19日に開業する新駅まで乗車した。

 延伸区間は、コスモスクエア駅(住之江区)から夢洲駅までの3・2キロ。試乗会では森ノ宮駅(中央区)から専用列車で向かった。

 試乗会は3回に分けてあり、1回目に参加した約45人は新型車両の400系(6両編成)に乗り込み、午前10時20分に森ノ宮駅を出発。コスモスクエア駅から海底トンネルの夢咲(ゆめさき)トンネルを通り、夢洲駅が見えると参加者から「オー!」と歓声が上がった。

 新駅に到着すると、ホーム階やコンコース階を30分ほど見学し、その後、列車で森ノ宮駅に戻った。

 参加した大阪市中央区の会社員、山下祐輝さん(42)は「夢洲駅に着く時はワクワクした。駅は大型の電子看板などがすごくて、また来てみたい」と語り、電車好きという息子の叡依(えいすけ)さん(6)も「駅はきれいだった。万博が楽しみ」と話した。

共有